RaspBerry Pi Pico 2マイコンボード

RaspBerry Pi Pico 2は半年ほど前に発売されたマイコンボードです。前回のマイコンボード紹介の一覧にもありましたが、4年前に発売されたRaspBerry Pi Picoの後継機です。CPUはFPUもあるARM CotexM33に強化されています。クロックは133MHz→150MHz メモリもROM RAM共に2倍に強化されています。

RaspBerry Piはパソコンが買えない人たちにもコンピュータを使って貰おうというコンセプトで開発された機器で5000円位で買えます。現在は教育用途ばかりではなく、一般向けの商品として組み込む用途も広がっています。CPUはスマホにも採用されているARMアーキテクチャのCPUを搭載してLinuxOSが載せられ様々なPC用のアプリケーションが動作できる仕様となっています。発売以来5000万台以上が販売されています。
RaspBerry Pi PicoはRaspBerry Piに比べARMアーキテクチャのCPUを採用してはいますが、LinuxOSが動くようなリソースは無く、確かに1000円位で買えて安いのですが巷に数多く発売されているマイコンボードの1つという仕様のものです。
RaspBerry Pi PicoはCPUもARM CotexM0とARM下位であったし私もこれまであまり触ったことがありませんでした。それよりは、WiFiやBluetoothも使えて500円程度で買えるESP32系のマイコンを触ってセミナや雑誌の記事を書いてきました。下記は8年前に私がESP32マイコンモジュールを使って雑誌の付録として設計した組み立てキットです。

今月、RaspBerry Pi Pico 2にネットワークモジュールを搭載した、RaspBerry Pi Pico 2 Wが発売されました。日本では、電波を発する機器は日本独自の認証制度(技術基準適合証明)があるため、これに取得に時間が掛かっていたようです。まだ出始めのためRaspBerry Pi Pico 2の3倍位の価格のため入手はしていませんが、これでやっとESP32と対抗できるようになったのかなと少し楽しみです。(海外では7ドルと言われています)ESP32のスペックも依然負けては無いのですが、CINA製ということもあり製品に組み込むには二の足を踏む傾向があるようです。これは、このモジュール使ったセミナ等にも影響があり、「趣味の領域」のイメージになってしまいます。
以前にも書きましたがベルーフの研修に組み込みC/C++研修があります。この研修で使用するマイコンボードは、STM社のARMマイコンボードを使用しています。同様の内容のセミナを社外でもやっていますが、企業や学校関係からくる人達は仕事に使えるARMマイコンのセミナを選びます。
そこで、RaspBerry Pi Pico 2 Wの発売!
下記は6年程前に私がこれも雑誌の仕事で設定したSTM社のARM CotexM4マイコンを搭載したマイコンボードです。諸般の事情でその当時としても少し古めのマイコンを採用してしまったため、ライブラリの提供にかなり苦労してしまった記憶があります。また、やはりネットワークへの接続は必要ということが最後の最後に決まり、苦肉の策で、このボード裏側にネットワークモジュールを搭載できるようにしました。

RaspBerry Pi Pico 2 Wなら、ARM CotexM4を凌ぐデュアルプロセッサのM33が載ってかつネットワーク付きです。

 

先日、RaspBerry Pi Pico 2を買い込んでArduinoで少しずつ動かしています。ライブラリも大体の物が揃っていて直ぐに動かせています。

続報を期待してください!!

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