プログラミング研修

■プログラムが無ければ何もできない機械

コンピュータは今や生活の様々な場所で活躍しています。銀行のATMなどのシステム動かしている巨大なコンピュータもあれば、毎日使っているスマホ、今この原稿を書いているノートPCや部屋の中にあるテレビやエアコン扇風機、電子レンジ等々。コンピュータが使われていない家電機器を探すのが難しい位です。なぜコンピュータがこんなにも使われるようになったかというとコンピュータという1つの機械(ハードウェア)がプログラム(ソフトウェア)を入れ替えることで様々な仕事ができるようになるという特長が故です。裏を返せば、コンピュータはプログラムが無ければ何もできない機械ということです。このブログではこのプログラムについて少し書いてみました。

■プログラムはコンピュータを変身させる

コンピュータは色々な用途に柔軟に対応するために、計算をするとかデータを記憶するとかデータを入出力するとか個々のバラバラな機能から出来ている機械です。このバラバラな機能を連携させて、スマートフォンだとかテレビだとかの便利な働きをする機械に変身させているのがプログラムです。プログラムってどんなものと聞かれたとき私はLEGOに例えると分かりやすいと思っています。LEGOはいくつかの単純な形のパーツが用意されているだけですが、組み合わせ方でさまざまな形のもの(動物、建物、人物など)を作ることができます。プログラムにもコンピュータのバラバラな機能を動かす単純な命令をLEGOを組みあわせるように順序だてて組み立てて行くところが良く似ています。

■プログラミングはプログラマーになるための勉強?

プログラミング教育は今では小学校教育の中にも取り入れられていますが、将来、プログラマーになるために小学生から勉強するのでしょうか?
昨今のChat GPTなどのAIの発達で簡単な指示でプログラミングが出来てしまったりしますが、将来プログラミング教育は不要になってしまうのでしょうか。たぶんそんなことは無いでしょう。コンピュータの命令はLEGOのピースと同じように単純な機能しか持っていません。これを組みあわせて複雑な仕事が出来るようにするためには、全体の構成をプランして、個々の部分をプランした構成に従って正しく組み合わせて行くことが必要です。この進め方はプログラミングだけのものではなく、普通の生活の場面で働くときでも同じです。何か新しいことをやる場合は、いきなり気が付いたところから始めるのではなく、まずは全体を見渡してから個々の段取りを考えて、何から始めれば効率良くうまくいくのかを考えます。これはプログラミングと同じ思考回路です。つまり、プログラミングを練習することで、上手に働く力を養おうということです。

■プログラミングは何から勉強すれば良いの?

世の中には様々なプログラミング言語があって何から勉強すれば良いのか悩むでしょう。言語は何か1つ習得すればそれ以外の言語は、方言のようなものなので簡単に覚えることができます。それでは最初の1つは何が良いのかというとベルーフではPythonを推奨しています。これは作ったプログラムを実行する手続きが簡単なことや文法がやさしくかつ細かな制約が少ないからです。入門書もたくさんあるので見てみると良いでしょう。
pythonよりもっと手っ取り早くプログラミングを体験してみたい方は「アルゴロジック」をやってみると良いでしょう。PCとネット環境があれば誰でもすぐに試せます。

https://algo.jeita.or.jp/

アルゴロジックには「アルゴロジック1」と「アルゴロジック2」がありますが、プログラミングのしくみの体験ということであれば、「アルゴロジック2」からやるのが良いと思います。難しい問題もいくつかありますが、どうやったら解けるだろうとPCの前を離れても考えているような人はプログラミングの素質ありです。

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