就労移行支援事業所の基本
なぜ働くことが必要なのですか?
人が働く理由は人それぞれで違いますが、ベルーフでは、働くことはこの社会での自分の役割を持ち、社会に貢献することだと考えています。ベルーフのプログラムは、この働くことの意味を自分なりに見つけることができる内容になっています。
就労移行支援とは何ですか?
就労移行支援とは、障害者総合支援法という法律に基づいて設けられた、障害を持っている方が自立した社会生活を営むためのサポートを行う就労支援サービスの一つです。具体的には、障害を持っている方の中で一般企業への就職、もしくは復職の意思がある65歳未満の方を対象に、就職や復職に必要な知識や技術の習得・向上を実現するためのサポートを行います。
利用にお金はかかりますか?
利用者は利用料の1割の負担(1日あたり最大830円程度)で、負担上限月額は次の表のとおりです。どれに該当するかどうかは、お住まいの自治体の窓口でご確認頂けます。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
---|---|---|
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 区市町村民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 区市町村民税非課税世帯で所得割16万円未満の方 | 9,300円 |
一般2 | 区市町村民税課税世帯 | 37,200円 |
就職先は、どういうところを紹介してもらえるのでしょうか?
企業からハローワークに求人情報が出た場合、ベルーフにもその情報が集まってきます。その他にベルーフでは、地域の企業等と独自のネットワークを構築しており、トライアル雇用等の支援制度を利用した独自の就職経路を開拓しています。
通えるのはどんな人ですか?
利用対象者は以下の通りです。
精神障害 | 発達障害 | その他の障害 |
---|---|---|
統合失調症 双極性障害 うつ病 適応障害 |
自閉症スペクトラム 注意欠陥・多動性障害(ADHD) 学習障害 |
知的障害 身体障害 (車いす使用、 視覚・聴覚障害を除く) |
原則として障害者手帳を持っている方が対象ですが、主治医の診断書でも可能な場合があります。
詳しくは、居住する市区町村の障害福祉担当窓口等でご確認ください。
研修以外にどんな支援が受けられますか?
研修カリキュラムがベルーフの一番のセールスポイントです。その他、専任の精神科医による1ヶ月に一度の定期カウンセリングと、必要に応じて行う随時カウンセリングを用意しています。また就労活動については、地域の企業ネットワークを構築しており、これらの情報を活用した就労支援が可能です。
施設の事前見学はできますか?
可能です。事前にご予約ください。詳しいご説明・ご相談にも応じております。
通所・利用方法
利用までの流れは?
就労移行支援事業所を利用するまでには、自治体からの承認及び支援計画の提出が必要となります。
詳細な手順についてはご利用までの流れを参照してください。
詳細な手順についてはご利用までの流れを参照してください。
週5日は通える自信がないのですが、週3日位でも利用できますか?
「週何日」「一日何時間」「どこで」「どんな業務で」働くのかは、自分の希望や障害の状況、家族の事情等も関連し個人差があることだと思います。ベルーフに通うということは、一人一人の働くというゴールへ、出来るだけスムーズに移行できるようトレーニングをすることと同義ですので、週何日の通所または在宅となるかは、個別の相談で決定します。
一方、ベルーフで専門技術を磨き企業で戦力として働くためには、それなりの時間をかけて学ぶことが必要です。2年間という限られた時間で成果を出せる腕を身につけるために、在宅も有効な選択肢として活用しながら、週5日集中的に学ぶことをお薦めしています。
一方、ベルーフで専門技術を磨き企業で戦力として働くためには、それなりの時間をかけて学ぶことが必要です。2年間という限られた時間で成果を出せる腕を身につけるために、在宅も有効な選択肢として活用しながら、週5日集中的に学ぶことをお薦めしています。
100%在宅での受講は可能ですか?
働き方としての100%在宅勤務はあり得ますが、ベルーフは就労移行支援事業所ですので、最低でも月1回は通所によるアセスメント(聞き取り)を受ける必要があります。また、研修の習得状況や個々の就労のための課題によっては、週何日かの通所が必要になることもあると思います。いずれにしても、あくまでもゴールは就労と就労継続ですので、在宅か通所かはその観点から判断することになります。
途中で具合が悪くなったらどうしたらいいですか?
通所の場合は、一時的な休憩スペースとして相談室を使えるように用意をしていますのでそちらをご利用頂いています。体調によっては早退することも構いません。在宅の場合でも、研修担当のインストラクターに申し出たり、電話やメールで事業所へ連絡することで、休憩をとったり個別相談に応じたりといったサポートを行います。
いずれの場合も、就職後にも想定される場面です。報告・相談を含め、どのように対処するべきか一緒に考えて行きましょう。
いずれの場合も、就職後にも想定される場面です。報告・相談を含め、どのように対処するべきか一緒に考えて行きましょう。
コミュニケーションが苦手なのですが大丈夫でしょうか?
コミュニケーションは、どんな人にとっても難しい問題です。「自分が伝えたいこと」と「相手に伝わること」が100%一致することはないからです。しかしながら、難しいことだと意識して、どう伝えるかを工夫する鍛錬を積むことによって上手くなることは可能です。ベルーフはその鍛錬の場です。腰を据えて取り組んでみてはいかがでしょうか。
パソコンは得意ではありませんが、ついて行けるでしょうか?
パソコンも携帯電話やスマホと同じ原理で動いています。あまり触ったことがない方は最初は難しいと思われるかもしれませんが、原則から学ぶベルーフのやり方で、初めての方でも順次理解していけます。キーボードが苦手な方でも毎日のタイピング練習で打てるようになります。
服装に決まりはありますか?
ベルーフでは、オフィスで働くための生活習慣を作るために、教育中の服装はオフィス通勤スタイルとして頂きます。